猪木さんでもそうなのかぁ。

「その時にひとつだけ救われたのが、
家を出て通りを歩いていた時に
一台のタクシーが通り過ぎたんです。
その時、わざわざ、そのタクシーが戻ってきて運転手さんが
“いやぁ、ご苦労さん”
って声をかけてくれたんです。
その一言にもの凄く勇気づけられました。
人生において持って生まれた運というか挫折感とかがあると思うんです。
でも、瞬間、瞬間の一言で立ち上がれる勇気をもらえるというか、
そんなことを学びました」


【アントニオ猪木と村松友視が明かす『アリと猪木のものがたり』〈1〉】猪木が語ったアリ戦翌日の秘話と今、気づいた村松さんの発見

これは、かの世紀の一戦、アントニオ猪木対モハメド・アリの試合の
翌日のエピソードです。



読めばおわかりになると思うのですが、
このタクシーの運転手さん、
別にさほど励ましてるわけじゃないんですよね。
「いやぁ、ご苦労さん」
って言ってるだけで。

それが40年以上経ったあとも
その一言に、あのアントニオ猪木がずっと感謝してるんですよね。

言った本人だって忘れているかもしれません。

でも、そんな他愛のない一言が
その人の人生をまるごと救うこともあるということでしょう。


窮地に立たされた時、
とても近しい人が
まるで手のひらを返すかのように
冷たくなってしまうこともありますが、
こうした見ず知らずの人の何気ない一言が
温かく感じられることもあります。

「心のなかでは頑張れって言っている」
なんて歌詞がありますが、
心のなかにしまっておかないで
想いを添えて、そっと一言伝えることがあっても
いいのかもしれません。

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