今回の桑田佳祐さんのライブ、本当に素晴らしいのですが
特に印象的だったのが『がらくた』に収められているこの曲です。



「サイテーのワル」、これがまた超かっこいいんです。

俺の噂を聞いたかい?
「サイテーのワル」だっていう記事(やつ)さ
嗚呼 ほんの小さな火種がいつの間にか すげえ“炎上”になっちまう

という歌い出しなのですが
ネットであらぬ噂が飛び交ったり
ちょっとしたことで炎上騒ぎにまで拡大してしまう
ネット時代を憂うような歌詞になっています。

ボク自身は炎上もしたことないですし、
炎上に加担したことも、記憶の限りではありません。


なので、特に有名人、著名人の方の気持ちは
その立場にならないとわからないかもしれませんし、
おそらく、この歌詞の通り、
やりきれない気持ちでいっぱいなのでしょう。

ただ、ボクはこうも思うのです。

有名人、著名人のように声の大きい人にかき消されてしまいがちな
一般人の声なき声もあるのだということを忘れちゃいけないと。


最近はネットを介しての音声や動画による告発もあとをたちませんが
そういうツールがなかった時代も
さまざまなハラスメントに苦しめられた人が多くいたはずで
(もしかすると、いまの時代以上かもしれません)
やっとインターネットの時代になって、
消え入りそうな小さな声が
波紋のように大きく広がっていくことができるようになったわけです。

とんでもないデマや誤報に苦しめられる人が多い現状を考えると
必ずしもインターネットの力を無条件に礼賛することはできません。

でも、ボクらがつい懐かしみがちな
古き良き時代には
スターと呼ばれる人たちの下には
不条理に涙を飲んだ市井の人たちもいっぱいいるわけです。


「いやー、昭和はよかったよねぇ!
スターがスターって感じだったんだからさ」

なんて決まり文句のように言われますが
ちょっとボクには違和感を覚えるフレーズに聞こえます。

今日はかなり真面目くさったようなことを書いちゃいました。

ボクはただ、有名無名にかかわらず
他人の尊厳だけは守ろうねって言いたいだけなんですよねー。
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