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ブログのタイトルも「ダブルリングアウト」にしましたが
つくづく昔のプロレスの良さを噛みしめる毎日です。

といってもですね、ボクはいわゆる昭和プロレスファンってわけではありません。

でも、いまのボクの生活や生き方を考えたときに
とても参考になる、勇気づけられるのが
なにより昔のプロレスなんです。

相手と闘っているようで
実は助け合っている。

そのほとんどが両者リングアウトで
たまに勝つとしても
リングアウトやフェンスアウト。
リング上で勝敗が決したと思ったら
決まり手は逆さ押さえ込みやスモールパッケージホールド。

相手を叩きのめさない。
大きく勝たない。

必要なぶんだけの誉れがあればいい。

なぜならそれは明日もリングに立つため。


プロレスラーの不文律は
“相手を怪我させない”ことですが
それは相手も明日、リングに立たないといけないから。

いまはプロレスも大きく様変わりして
消費者のニーズにあわせて
完全決着が当たり前になり、
さらにはUWFを通じて
真剣勝負のリングまで生まれ、
相手を完膚なきまでに叩き潰すことが
最高の美徳となりました。



おそらくプロレスファンというのは
2種類にわかれて
リング上のことを
あたかもバーチャルリアリティーの世界として捉えるか
実人生の延長として捉えるかなんでしょうね。

実人生では実現できないから
スカッとした圧勝が観たいというのは
当前のことですし
そもそもいま、全試合両者リングアウトになったら
ボクはまたたくさんプロレス会場に足を運ぶようになるかというと
決してそんなことはありません。

でもねぇ、ボクらもしんどいけど
プロレスラーだって大変なんだって
思いたいんでしょうね。

それがいいことかどうかはわかりません。


でも、年取ってわかることってやっぱりあるんです。

奇跡と奇跡をかけあわせたようなストーリーや
目の覚めるようなサクセスも
いまは聞きたくない。

それよりも、
どうにかこうにか毎日リングに上がる。
それなりに花道で見栄をきったり
リング上で投げたり投げられたりしながら
サーキットを続ける男たちに
シンパシーを感じるのです。

プロレスは比類なきジャンル。



底が丸見えの底なし沼。



でもボクらの毎日も案外そんなもんなんです。
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