ついに読了いたしました。

新生児を抱えながら眠い目をこすって
二日で読破。

あのねぇ、つくづくプロレスの本は面白いというか
「書いてることの意味、全部わかる!」
なんて快感、他のジャンルではありえないですよ。
超頭が良くなったと勘違いしちゃいますもん。

あー、これ、日本史だとか政治だとか
プロレスレベルに精通してたら
それだけでご飯食べられたのになぁ。


前田日明史観の見直し

ボクが読み終えて思ったのは、
タイトルにあるとおり、
「前田日明さんはこの本を読むのだろうか?
読んだらどんな感想を抱くのだろう」

ということです。


いままでUWFといえば前田日明でした。
あ、ここからは敬称略です。

主役であり、スポークスマンでもあるわけですから
ボクらは前田日明の言い分を
すべて鵜呑みにしてきました。

しかしこの本では
様々な思い込みを
いったんフラットにして
当時の関係者から丁寧に証言を集めることで
これまでと違った
できるだけ俯瞰したUWF像を
浮き上がらせています。


神社長がみんな悪かったのか?

たとえば
UWFの神社長です。



UWFファンにとっては
神社長はU崩壊を招いた張本人
なんて
思われていますし、
ぶっちゃけ、その後は
新興宗教を開いたなんていう怪しい噂もあったりして
「まぁこの人が悪いんだろうな」
なんて思われていたフシもありますが、
この本を読む限り実際はそんなことはないようです。

大量の招待券がバラ撒かれていた?

要するに、UWFは実はバブルで実体がない。
社会現象と言われたが、
球場やドームでの興行は
大量の招待券がばら撒かれていた。

前田らレスラー側はそれを知らずに
神社長たちが不正を働いていると思い込む。

「帳簿を見せろ!」

疑心暗鬼に陥った前田は、
知り合いに相談して、UWFの帳簿を見せろと
神と鈴木に要求した。
理由は
「会社の経理に不正がある」
というものだった。
神と鈴木が会社のカネを懐に入れ、
私腹を肥やしたことは決してなかった。
だが、会社が部外者に帳簿を簡単に見せるわけにはいかない。 


そりゃ帳簿なんて部外者に見せるわけないですよ。 
それも知らないで学生風情のワタシは
「うーん、それはけしからん」
みたいなことを思っていたのですね。
あー、若いやつの思い込みって怖い怖い!

神社長、失礼しました!

プロレスラーは理想家ではない。でも……

先に結論を書いていいですか?

「プロレスラーは決して理想家ではなく
最終的には打算も働くしカネで動く。
でもそこがいい」




いや、本当にそこがいいんですよ。

とにかくしたたかで曖昧にしたがるなんて
そのへんのサラリーマンと変わらない。


なぜならにんげんだもの。

だから参考になるんだもの。

別世界の、清廉潔白な理想主義者たちのストーリーなんて
いったいボクらはなにを学べばいいんだって話ですよ!
(ドンッとテーブルを叩く)

ああ、語りたい語りたい。
UWFについて語りたい。


この本については今後もつらつら書いていきます。



 
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