毎年恒例になった、『忌野清志郎ロックン・ロール・ショー』。
今年は武道館から渋谷公会堂へと変更。
これは正解。
やっぱり清志郎関連のイベントは満員でなきゃ。

トータス松本、チャボ、真心、奥田民生、Char、浜崎貴司というラインナップで
全員アコギの弾き語りスタイル。
テンポもよく、ライブ自体は2時間弱とコンパクト。
個人的にはとても見やすかった。

一番印象に残ったのはやはり今年も奥田民生。
民生が「スローバラード」を歌いきった後の観客の歓声と拍手。
そして続いて登場したCharが一言。
「いい声してるねぇ!
あの歌をあの歌い方で歌えるのは奥田だけだよ」
と言ったのは最大の賛辞。

清志郎が亡くなった当時、
ちょうどユニコーンが再結成していて
ロックシーンはちょっとしたお祭りだった。
気持ちのまだ整理もつかないままに
僕はユニコーンの再結成ライヴを観に大阪城ホールへ足を運んだ。
ライヴは最高に楽しく、ハッピーな内容で幕を閉じた。
高揚感でニコニコしたまま席を立とうとしたその時、
客出しで流れた曲がまさに「スローバラード」だった。
おそらく民生なりの追悼だったのだろう。
僕はそのまま席に座り込み泣き崩れてしまった。

今日もみな素晴らしいミュージシャンたちがステージに上がっていた。
ただ、その中でも奥田民生は
歌とギター、そして人徳までもがレベルが違うと感じた。
そしてそれはなんだか忌野清志郎的でもあるなぁとも思った。

縁起でもない話だけど、奥田民生がこの世を去ったなら
こんなふうに下の世代のアーティストたちが集まって
民生の歌を歌い継ぐのだろうなと思う。

とにかく。
毎年、「やっぱり清志郎はいい曲書くなぁ!」と思わせてくれるこのライヴ。
関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
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