街場のマンガ論 (小学館文庫)/小学館

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あとがきより。

(中略)自分が本当にマンガ好きなんだなあということでした。
これほど好きなジャンルは他にないと思います。
もちろん小説も哲学書も読みますけど、これほど「身びいき」的に
読むことはありません。
「身びいき」というのは、言い換えれば
「自分がしっかり支援しないと、ジャンルそのものが衰微するかもしれない」
という「一蓮托生」感覚のことです。
だから、とにかく「いいところ」を探して読もうとする。
「こんなに面白いんだよ」
と声を上げて人々にお伝えしようとする。
もちろん、一つにはそれはマンガが「世間の表通り」を歩けない
サブカルチャーだという「日陰者」意識がどこかにあるからです。
どれほどビッグビジネスになろうと、
どれほど「世界に誇るソフト」としてもてはやされようと、
マンガはやっぱりマンガです。
というか、「日陰者」的なジャンルであるという自意識があるからこそ、
「表通り」の表現ジャンルが扱うことのできない素材が
選択的に取り上げられ、
「表」では許されない技法があえて試される。
「サブ」であることの代償として
マンガは自由を享受している。
というか自由であり続けるためにあえて
「サブ」に踏みとどまっている。
僕はそういう「きちんと筋目を通した日陰者」が
日本の文化の中にしっかり存在していることを
たいへんに「よいこと」だと思っています。
力のあるサブカルチャーがあってはじめて、
メインカルチャーも心置きなく正統派の道を歩める。
そういうふうに、メインとサブ、表と裏の文化的なコラボレーションが
順調に機能していることを
僕は本邦の文化状況として健全だし、
生産的なことだと思います。

ふいー。
書き写しました。

僕がなにを言いたいかというと、
『マンガ』を「プロレス」に置き換えれば
ほぼそのまま通じるということ、
それから村松友視さんが著した、
『私プロレスの味方です』でもほぼ同様のことが書かれていたということです。

僕は本当にジャンルとして好きだと言えるのは
これまでもこれからもプロレスだけです。
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