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昨日は元K-1プロデューサーの谷川貞治さんのサイン会に行ってきた。
K-1誕生から崩壊を描いた『平謝り』出版記念トークイベントを兼ねたものだ。
谷川さんとともに対談相手として
元『紙のプロレス』編集長、元ハッスルプロデューサーの山口日昇さんも登壇した。
僕はちゃんと本を購入し、トークイベントに参加した。
(ちなみにこのトークイベントで谷川さん、山口さんからそれぞれ次なる事業の発表があり、
僕はその内容を嬉々としてツイートしていたら
その発表内容のニュースソースが
ほとんど僕のツイートによるものだったのでびっくりした)。

そういえば僕はサイン会なるものに参加するのは初めてではないか。
この日の参加者はおよそ100人。
僕は列の最後に並んでいたのだけど、
だんだん谷川さんに近づいてくると、なんだろう、
この胸の高鳴りは!
そもそも元上司だし、ここ最近はちょいちょいお会いしている谷川さんに
なにをドキドキするんだってなものだけど、
こういうサイン会という装置って
スターをよりスターに見せるようになっているのだなと思った。

谷川さんは今回、古巣のベースボール・マガジン社から本を出した。
ベースボール・マガジン社側としてもあえて谷川さんの本をだすということで
話題を作りたかったという意味もあっただろう。
いずれにしても谷川さんは
武士の情けで本を出してもらった弱い立場だと言えなくもない。
ところがだ。
壇上の谷川さんには消しきれない大物感が漂っていた。
これが今後の谷川さんにとっていいことなのかどうかはわからないけど、
谷川さんはいまでも大物プロデューサーの雰囲気をまとっていた。
やっぱり人の目に触れ続けた時間というのはだてじゃない。
僕はそれなりに多くのタレントさんを見ているけど、
人に見られ続けるという特殊な状況を平気な顔で生きている人種というのは
どこか僕達と感覚が違うのかもしれない。

というわけで、巨大な負債を抱えつつも
相変わらずプロデューサー然とした谷川さんがリリースした『平謝り』。
ちょうどさっき谷川さんから電話があり、
「どう? 読みやすいかな?」
と聞かれたので
「谷川さんの文章で読みにくかったことなんてないですよ!」
と答えたのだけど、おそらく普通の人なら何度か自殺しているであろう修羅場の場面も
持ち前の薄口描写で綴られているあたりは実に谷川さんらしい。
えげつない暴露を期待している向きには肩透かしに思えるかもしれないが
読後にはある種の爽やかさの残るこの本は
さしづめ谷川貞治版『僕の格通青春記』といったところか。

ズバリ言ってオススメです!

ただ谷川さん、ちょっと誤植が……。
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