こないだ、奥さんがボクにふと尋ねてきた。
「かずちゃんがいままで会った人の中で
一番仕事が出来る人ってだれ?」
むぅ。
非常に難しい質問だ。

その場ではうやむやにしたのだけど、
ズバリ言って答えが出せないというのが正直なところだ。

仕事が出来るというのとちょっと違うかもしれないけど、
ボクはこれまで何人かの人に
「この人は頭がいいなぁ!」
と驚嘆とともに尊敬の念を抱いていた。

そういう人はやがて大きなビジネスチャンスに出会い、
実際に普通の人では考えつかないようなことをやってのける。

しかし、それはいつもギリギリの博打を勝ち続けていただけなのかもしれない。
いつまでも続くわけがない。
祭りは終わる。

冴えまくっていた言葉も自信満々の身のこなしも
これまでと同じではない。

じゃあボクはどう思うのか。
「あ、この人、頭いいなと思っていたけど、
いまはなにも上手く行ってないから
ボクの見る目がないだけで、
実はたいしたことなかったんだ」
となるのか。
それとも
「誰がなんと言おうと
あの人は頭がいいんだ」
と自分に言い聞かすのか。

よく迷ったりすることがある。
言ってみればどっちも正しいのだと思う。

ただ、ボクはよく言うけど、
ただ単に“凄い人”ってのはいないのだ。
猪木さんだって清志郎だって
「なにがやりたいねん」
と言いたくなるような時期だってあったよ、正直。

最近、“ブレない人”とか“ブレない生き方”なんて言うけど
ボクはそんな物言いは信用しない。
猪木さんだって清志郎だってブレていた時期だってあるし、
また後で考えてみればそれだって人間臭くていい。

頭の話に戻るけど、
ただ単に仕事が出来る人なんていない。
そういうふうに見える人っていうのは
いい仕事が出来るよう頑張り続けているだけなのだ。

逆に言うと、ボクだって
「あいつは凄い」
「あいつは仕事が出来る」
と言われるようになれる。
と思ってる。

『紙プロ』の頃、さんざんバカにされてきたけど
ボクはその頃から自分は遅咲きだとずっと言い聞かせてきたから。
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