ここんところ脳内でプロレスブームが静かに起こっている。

なので、こんな本も読み返している。

完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)/柳澤 健

¥800
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改めて面白い!
そしてほとんど忘れていてビックリ!
ある意味、俺、天才!

で、最近よく考えるのは
「アントニオ猪木は実はたいして強くなかったんじゃないか」
ということだ。

ボクが所属していた『紙のプロレス』は
『猪木とは何か?』という素晴らしいムックをリリースしていて
アントニオ猪木という稀代の天才レスラーの魅力を
いろんな角度から光を当てているのだけど、
やはりそのベースには
「猪木さんはむちゃくちゃ強かったにちがいない」
という確信がある。
実際『紙プロ』本誌を含め
折に触れ色んな人からそのような証言を取ってきた。

しかし、よくよく考えてみると、
ぶっちゃけこっちが
「猪木さんがどんだけ強かったか教えてください!」
って顔をして聞きに行くもんだから
まぁたいていの人はこっちが喜びそうなことを言ってくれる。
当たり前の話だ。

だから冷静になってみると
ボクらも猪木さんがどれだけ強かったかを
きちんと把握できてなかったのではないかと思う。

一例を挙げてみる。
『1976年~』でも触れられているけど、
猪木さんはモハメド・アリに対峙した時、
まともにタックルに入ることができなかった。
「猪木にタックルがあればアリにあっさり勝てたはず」
と思う人も多い。

でもそれは猪木さんがタックルを知らないんじゃなくて
「プロレスにはそもそもタックルがない」
ということに他ならない。
プロレスは必ずロックアップという前からお互いの肩を組み合うことから始まるので
パンチやキック、タックルなどの飛び道具が存在しないのだ。
よく猪木さんは寝技の名手と言われるけど、
仮にそうだとしても、ファーストコンタクトで打撃やタックルを知らなければ
プロレスラー以外と闘う時は
得意の寝技に入れないということになる。

まぁそんなことも含めて
改めて猪木さんってどのくらい強かったんだろうと
ずっと考えているのだ。

ボクは猪木さんが大好きだ。

ただ、頭の中で

見てきたことや聞いたこと
今まで覚えた全部
デタラメだったら面白い
そんな気持ちわかるでしょう

という歌が鳴り続けている。 
だから自分の当たり前を疑ってみたくなったのだ。

それから。

もし、猪木さんがたいして強くなかったとしても
それで世界中が注目する対モハメド・アリ戦のリングに上がるって
その勇気って凄くないか?
ますます猪木さんのこと好きになっちゃうよ!

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